CCCDについて考えてみよう。
http://www.musicmachine.jp/sp/cccd.html
http://xtc.bz/cgi-bin/a-news/a-news.cgi?date=2003.10.23
ミュージックマシーンの管理人さんが「CCCDに関する感情論」を載せたことで、音楽配信メモでもCCCDに対する意見大特集。色んな意見を読んで、色々考えました。っちゅー訳でこの際だから私も便乗してCCCDについて日ごろから思ってたことを書いてみようって訳です。つらつらと。
まず、去年の春ごろからCCCDが導入されて、ちょうどその頃スカパラの「DOWNBEAT STOMP」が発売になった訳ですよ、CCCDで。その頃ふーん、ぐらいにしか思ってなかった。コピーできないんだ〜って。でもね、だいぶ経ってCD屋で違うCCCDの試聴しようと思ったら・・・はぁ!?聞けねぇじゃん!!びっくりした。その試聴機は普通のCDウォークマンに近い感じでした。ここで初めてCCCDに対する不信感が生まれました。その辺からちょっとづつCCCDに関するニュースとか気にして読むようにしてた。
それから半年前ぐらいにCDウォークマンを買ったんだけど、暫く怖くてCCCDは入れられなかった。初めてムードメーカーズのCDを再生しようと思ったときはもうドッキドキだった。割と新しい製品だったから無事再生出来たけど。
で、私は何を問題視してるかって言うと再生出来ないプレーヤーがあるってことなのですよ。しかもレコード会社の対応ときたら再生出来ない場合の返品は受け付けませんだって。そもそも音楽聞くこと、と言うか買ったCDを初めてプレーヤーに入れる瞬間ってわくわくするし、いい意味のドキドキを味わうもんじゃない、ホントは。それを嫌な意味のドキドキや恐怖感にすりかえてしまったCCCDの罪は重いと思うなぁ。
で、色んな人がCCCD不買をしてる訳ですが、私は今のところ一番好きなアーティストであるスカパラがCCCDな訳ですよ。スカパラだけじゃなくて、ムードメーカーズもセンベロもCCCD。私の対応は・・・購入しました。でもCD屋で彼らのCDを手に取った瞬間に目に入るあのマークが憂鬱にさせるんですよ。ホントは手に取るだけで嬉しくなるはずなのに。アーティスト本人らはホントに納得してんのか?CCCDだけを聞いてるとそこまでわかんないけど、やっぱ聞き比べると音質は違うぞ。そしてDOWN〜の「天使は歌う」で妙な雑音を感じるのは私だけ?曲は素晴らしいのにホントにもったいない。だって普通に考えて音楽のデータに意図的に矛盾したデータを入れておいたらおかしいでしょう。そりゃー不具合が出てくるに決まってる。そして日ごろから「CD出すのはライブに来てもらうため」とか言ってるのに聞けない人が居るって言うのはどうなの。一応スカパラのスタッフの意見はこちらです↓
http://www.skapara.net/173/index.html
ここまでリスナーにリスクを犯させておいてCCCDの目的である「違法コピー防止」が完全でないっちゅーのも腹立たしい。パソコンでのコピーが出来ないっちゅーだけじゃん。普通に考えてMDに取れるのにCD-Rに取れないとは考えがたいもんね。MDがOKでもCD-Rはダメ。勝手に人に配ったりしなければいいと思うんですけど。まあ、その辺はモラルの問題っちゅーか。大量に配ったり、金取ったりするのは最悪。でもCDを友達から借りて自分でMDに録音するのと、友達からCD-Rに焼いたものを貰うのとアーティストから考えてみれば同じじゃないの?前者はダメとは言ってない訳でしょ?そりゃー矛盾してる。
違法コピー防止だとかCD販売促進だとかしたいならもっとCDの値段下げればいいのに。今は昔以上にインディーズの2000円強とかのCDが大量に流通していて、CD=3000円と言う認識も薄れてきてると思う。それなのにメジャーから出すCDの大半は3000円。高いからやーめた、ってことに私は何度もなってるよ。ってかもう自分で稼いで給料とか貰ってる私でも高いとか思うのに毎月数千円のお小遣いでやりくりしてる中学生とかにとって3000円ってほんと大金だよ。それで3000円払ってCCCDなので聞けませんでしたってことになったら元も子もない。
試聴してみていいじゃん!って思ってもCCCDのシールを見つけちゃって「やーめた」って思ったのが何度あったことか。ホントもったいないよ。レコード会社の人たちはCCCDで音楽業界を活性化させようと思ってたかもしれないけど、逆に音楽ファンのCCCD離れによって沈静化しちゃうんじゃないの?実際不買な人は結構居るみたいだし。私もスカパラ以外は買ってないし。
次出るスカパラの新譜がCCCDであった場合は私はアナログ買いますよ。ホント宜しくね。リスナーに優しくあってください。
♪めくれたオレンジ(CDバージョン)/東京スカパラダイスオーケストラ